調印式 左:JCAP7 JPM許勢社長 右:樹源科技集団 張忠澤董事長
JCAP7 NEWS 金石灘京都風情文旅小鎮プロジェクト調印式
大連樹源プロジェクトにつきましては、2017年3月、2018年3月と二度にわたってJCAP7ニュースで取り上げ、日本風の湯景澤温泉ホテルや住宅が大連で非常に高く評価され、約200戸の住宅が好評のうちに完売してきたことは報告してきました。
施主の樹源科技集団董事長の張忠澤氏は、温泉が持つ日本文化をこよなく愛しておられ、その熱意とこれまでのJCAP7の設計、工事中の設計監理、運営面での真摯な取り組みとが相俟って、高級なホテル、別荘地のイメージを作り上げてきたことが好調な販売に結び付いたと考えております。大連市の計画局もこの樹源集団の街づくりを高く評価しており、今回この湯景澤温泉ホテルに近い金石灘地区に67万m2という広大な敷地が貸与されました。そして、ここに京都風住宅と商店を融合させた街を作るという計画が持ち上がり、去る2018年11月20日に湯景澤ホテルの大広間で調印式が執り行われました。樹源集団からは、張忠澤董事長はじめ経営トップが、JCAP7からは幹事会社のJPM許勢社長、URDI小出会長、IAO池田社長そして立命館大学山崎教授ほか多数が参列し、地元のメディアでも大きく取り上げられました。
地元テレビ局のインタビュー:JPM許勢社長、立命館大学山崎教授、URDI小出会長
施主の樹源科技集団は、こういったJCAP7のこれまでの住宅、温泉ホテルの計画・設計業務を高く評価し、調印式に引き続いて施主よりJPMの許勢社長、石井建築の池田千博社長、板倉裕一専務に対して功労賞が贈られました。
功労賞授与式、左より、IAO板倉専務、同 池田社長、JPM許勢社長、樹源集団 張忠澤董事長、同 張洋副董事長、孫霞董事
JCAP7は、今後とも本プロジェクトの企画・設計・運営支援といったプロジェクトの様々な分野でのサービスを提供し、今回の京都風情文旅小鎮が中国国家5Aリゾートに指定されている金石灘の代表プロジェクトとなるように仕上げていく決意です。ちなみに、5Aリゾートとは、中国国家観光局により、単に観光地としての重要性だけでなく、安全、清潔、衛生、至便性等も考慮して、観光地の質を高める目的で1999年からランク付けされるようになり、2004年に新たに最高位の5Aランクが設けられ、金石灘リゾート区は2010年に中国国家5Aリゾート区に認定されました。
全体計画では京都の清水寺に向けて登っていく二年坂、三年坂の雰囲気を醸し出すような和風町屋スタイルで、商家と住宅が軒を並べる繁栄する商店街を作り出すことを企画しており、京都風建築を得意とする山崎教授のお力沿いを頂いております。金石灘地区は海に近く、海水浴シーズンには年間600万人の観光客が押し寄せる地域の中心にあります。しかし、ここは宿泊施設が少ないため、これまで日帰りを余儀なくされていた人たちに町屋風の宿での民泊を提供することで、商店街を活性化することも視野に入れています。更に、既存の自然林を生かした大型庭園、フラワーガーデン、ライトアップショー、沖の小島に至る海浜遊歩道なども設置して、通年型の観光リゾートを作り上げ、大連市民や東北三省からの観光客に和風文化、自然、驚きといった非日常性を体験できるユニークな観光と憩いの場を作り上げていくことも計画しています。
今後、計画が進み順次その内容が公表されるのに従って、JCAP7ニュースでそれらを報告してゆきたいと思っております。