千年の森アースガーデン:日高山脈につながる大らかな芝生
高野ランドスケーププランニング、日本・海外で優秀賞を受賞
JCAP7のメンバーの一つである高野ランドスケーププランニング(TLP)が、日本や海外のコンテストで数々の賞を受賞しました。その報告をしたいと思います。
1.日本公園緑地協会より佐藤国際賞を受領
2017年5月、TLPの代表取締役社長の金清典広氏がランドスケープの分野で長年国際貢献してきたとして佐藤国際賞を受賞しました。アジア・アフリカの国やフランスでの庭園プロジェクトの業績に加え、IFLA (International Federation of Landscape Architect, 国際造園家連盟)における数々の講演・発表が評価されました。下の写真はその対象となった作品で、フランス、オードセーヌ県のアルベール・カーン庭園の日本庭園です。
富士山を模したアザレアの山
2.IFRA-APRで最優秀賞等を受賞
2017年11月にバンコクで、IFRA-APR(国際造園家連盟アジア・太平洋地区大会)が開催されました。IFLA Asia Pacific Landscape Awardは、継続性・柔軟性のある社会を目指した都市を創造することのできるランドスケープアーキテクトの社会的な地位・評価を高めることを目的として表彰される栄誉ある賞です。
TLPは、日本と台湾の2つのプロジェクトが、アーバンランドスケープ、都市公園、環境保全といった幅広い3つの部門で高い評価を受け受賞しました。
(1) 北海道旭川北彩都ガーデン、日本
- 文化とアーバンランドスケープ部門最優秀賞
- 公園緑地部門佳作
(2) 冬山河生態園、宜蘭県、台湾
- 自然環境保全部門優秀賞
バンコクでの受賞式
旭川北彩都ガーデン
3.十勝千年の森が土木学会の最優秀賞を受賞
2018年1月に東京で行われた土木学会デザイン賞で、「十勝千年の森」が最優秀賞を受賞しました。
2018年1月に東京で行われた土木学会デザイン賞表彰式
表彰式の写真中央の白いジャケットを着た人がTLPの高野文彰会長で、この十勝千年の森の計画・設計・施工そしてその後の運営に大きく貢献してきました。「千年の森」は北海道十勝の清水町にある400haの広大な土地に、千年という人間の時間軸ではなく、自然の尺度でエコリゾートを創造することによって新しいライフスタイルを提案してゆくものです。
千年の森アースガーデン: 陰影の美しい大地の庭
エントランスガーデン:手入れされた森で、来場者を迎える。北海道固有の植物の育成を図る。