
南西メインゲート
延辺大学理工実験訓練棟
- 事業者名
 - 延辺大学
 - 所在地
 - 中国吉林省延吉市
 - 企画設計
 - 
							
- 株式会社JPM
 - 株式会社安井建築設計事務所
 - 高野ランドスケーププランニング株式会社
 
 - 工事竣工
 - 2016年11月
 - 建物規模
 - 
							
- 敷地面積
 - 30,050m2
 - 延床面積
 - 35,000m2
 - 規模・構造
 - RCラーメン構造 地上5階地下1階
 
 

俯瞰図
延辺大学は、1949年に創設された総合大学で、中国国家重点大学100校の一つです。延辺大学は師範学院、経済管理学院、法学院、体育学院、漢語文化学院、外国語学院、芸術学院、理学院、工学院、農学院、医学院、薬学院、看護学院、科学技術学院、成人教育学院など21の学院(日本の学部に相当)を擁し、在校生は2万3千人、教職員は2,277人、韓国、日本、アメリカ、ロシアなど34か国から550人余りが留学しています。

A棟

C棟東側エントランス

D棟

多目的ホール入口
今回の「理工実験訓練綜合棟」の建設は、理学部、工学部の実験施設を建設するもので、2013年7月にJCAP7のJPMと安井建築設計が組んで競争入札に応募して受注しました。日本の最新の実験施設を取り入れるということで、フレキシビリティ施設構成、情報共有コミュニケーションスペース、サスティナブルなキャンパス環境などの先進理念を提案し、大学当局より受け入れられました。

A棟立面

A棟 プラネタリウム
2014年9月に建築設計、2016年4月には内装と景観設計(担当:高野ランドスケーププランニング株式会社)を完了しました。工事は入札を経て中国の「吉林省華興工程建設集団有限公司」が受注、2015年4月に着工して、2016年11月に竣工しました。早速授業、研究に使われており、最新の実験、研究設備ということで、学生、研究者の評判は良いようです。

西側全体、左からD棟、B棟、C棟
実験室は全部でA、B、C、Dの4棟に分かれていて、化学、物理、数学、地理、電子通信、工業設計、機械、コンピューター、建築、土木等理工系の実験室が設けてあり、中には大型の土木振動実験設備や分析テスト施設など高度な実験施設も備えています。

円形コミュニティホール

廊下
円形コミュニティーホールはA棟とB棟のカーテンウォール部の各階に設けてあります。床タイルには理工学部にふさわしいモティーフ画像を取り入れています。廊下は各棟の研究特性に合わせて、緑、青、黄、グレーと色彩を変えています。




